今日、仕事で必要だったため、モーゼル社のミリタリーピストル・C96のトレースをしました。
ネットから適度に解像度の高い横向きの写真を落として、それをIllustratorに配置してパスでトレース。
ベースにしたのは9mmパラベラム弾用の通称「レッド9」でしたが、グリップの「9」さえ消してしまえば普通に7.63mmバージョンと見分けがつくわけもなく(もしかしたら細かいところで違いがあるのかもしれませんが)。
いやー。それにしてもモーゼルはいいですね。
私が銃が好きになったきっかけになったは親がモデルガンを持ってたことからなのですが、そのとき持ってたのが、S&W M29、コルトM1911、ワルサーP38とモーゼルミリタリー(C96?M712だったかも)なんです。だからこれらの銃は今でも好きです。
それにしてもこのモーゼルC96、いろいろ調べると世界各所で使われていたようで。ドイツに限らず、果ては中国でもコピー生産されていたらようです。まぁ、名銃と呼ばれるものには必ずといっていいほど付きまとう宿命みたいなもんですが。
モーゼルC96は、比較的大型な人種であるドイツ人が作ったにしては、グリップが小さめで丸っこい(ブルームハンドルと呼ばれる)、という特徴があります。小柄なモンゴロイド系の中国人がモーゼルを選んだのはこれが理由なのかもしれませんね。
さらには弾倉がトリガーの前にある特殊な形(ハンドガンではなくライフルに良く見られる機構)をしており、ショルダーストックを付けると200m先の標的を狙撃できるそうです。
モーゼルC96はその評判とは裏腹に、当時の軍用拳銃にはならなかったそうです。歩兵のサブアームとして使うには大型過ぎたのかもしれません。でもNY市警の刑事がM29とか使うみたいに、好みで使ってた人はいたみたいです。でないと鹵獲されることなどありませんからね。
その特徴的な外見から、コアなファンが多いようです。私もモーゼルは好きですが、シングルアクションでモデルガンが遊びづらかったため、コルトM1911のほうが思い入れが強いのです。
でも子供心に、ダブルカラムのマガジンはおもちゃみたいで面白かった記憶があります(笑)
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